最も近い星で作ったH-R図この課題では、少し違ったタイプのH-R図を作ることになります。絶対等級とB-V色 指数をグラフにする代わりに、絶対等級とスペクトル型をグラフにします。スペクトル の山や谷で定義されている星のスペクル型は、星の温度に対応しています。より詳しい情報 については、研究課題 スペクトル型 を参照してください。
Excelでスペクトル型分類を使うためには、スペクトル型の文字の名前を数字に変換 する必要があります。スペクトル型の温度による順番は、熱いほうから冷たいほうに向 かってOBAFGKMです。それぞれの型には、0-9のスペクトルのサブクラスがあります。O型 を数字の0-9、B型を10-19、A型を20-29、という風に対応させましょう。例えば、G2型の 星(太陽と同じです)の場合は、42と入力することになります。
最も近い星たちで作ったH-R図は最も明るい星たちで作ったH-R図とは違って見え ます。近くにある星の多くは小さく、暗いのに対して、最も明るい星たちの多くは 大きくて明るいのです。もしふたつのグループの星をひとつのH-R図にまとめたら どうなるでしょうか? 模式的なH-R図もし課題1で見た明るい星も課題2で見た小さく暗い星も含めたすべてを 宇宙の広い領域で見ることができるなら、典型的な星のサンプルを使ったH-R図を 作ることができるでしょう。そのH-R図は下に示す模式図のようになっているでしょう。
模式的なH-R図には4つの星のグループが見えます。中央を横切る細い帯は「主系列星」 で星の90%を含んでいます。主系列の星は太陽のように普通に水素を燃やしている星です。 主系列上の星の位置はその質量によって完全に決定されます。大きな星はより熱く、 明るい(O型星は太陽の質量の60-100倍の質量を持ちます)のに対して、小さな星はよ り冷たく、暗いのです。(M型星は太陽の10分の1の質量しかないこともあります)近 くにある星を使ってH-R図を作る場合、主系列星しか見ることはできません。 主系列の上や右にある星は巨星や超巨星と呼ばれる、老いて水素を使い果たし、より 重い元素を燃やしている星です。最も明るい星たちを使ってH-R図を作ると、主に巨星 や超巨星を見ることになります 主系列の下や左にある星は、すべての核燃料を使い果たしてつ ぶれた白色矮星と呼ばれる星です。つぶれたときのエネルギーの残りで熱く輝いて います。とても暗く、見つけるのが困難なので今まで作ったふたつのH-R図には 白色矮星は含まれていません。 最も近い白色矮星はシリウスBで、明るい星であるシリウスの周りを回っています。 シリウスBは約8.6光年の距離にあり、およそ8.5等級です。 |
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