距離を視差角から計算する視差角は秒角の単位で与えられます。星までの距離は次の式で与えられます。 d = 1/p, dは星までの距離をパーセク(1 pc = 3.26光年)の単位で表したもので、pは秒角の単位 での視差角です。 練習してみましょう。ヒッパルコスのすべてのデータを使った空の画像を示すツール
スカイプロットを使います。(新しいウィンドウが開きます。英語で説明がありますが
落ち着いてやりましょう)「Click シリウスについては、視差は379.21ミリ秒角です。式に代入すると距離として2.637パーセク が得られます。光年に変換すると、8.6光年になります。
見かけの等級と距離がわかったので、これらの星については絶対等級を求めること ができます。絶対等級は星が10パーセクの距離にあったと仮定したときの等級として 定義されています。太陽の絶対等級は4.84です。(見かけの等級は-26.2です!) 星の見かけの等級 m と絶対等級 M の関係は次の式で与えられます。 m - M = 5 log d - 5, mは星の見かけの等級、Mは絶対等級、そしてdは星までの距離をパーセクで表した ものです。 シリウスをもう一度例にとってみましょう。見かけの-1.44、距離は2.637パーセク です。したがって、絶対等級は次のようになります。 M = -1.44 - 5 log (2.637) + 5 = 1.45
これでH-R図を作る準備ができました!
この情報を星の温度と一緒に考えることにより、星の半径を求めることができます。 星の半径を計算する方法を知るにはここをクリックして ください。 科学における最も重要な仮定は、自然の法則は宇宙のどこでも同じである、という ことです。ふたつのH-R図はこれが正しいことを示唆しています。プレアデス星団の星 と太陽の近くの星は同じ関係を示しています。 しかし、プレアデス星団を含めても、H-R図には数百光年までの星しかありません。 どのようにすれば、より遠くの星を見て、同じ性質を示しているかどうか確かめること ができるでしょうか? 非常に遠い星については視差角が小さすぎて、正確に距離を 測定することはできません。 プレアデス星団の領域のそれぞれの星までの距離を求めると、多くのものが同じ ような距離にありました。このことから、星団を見ることで、遠い星を 調べることができるということがわかります。 これはもっともなことです。星団では星は集団を成しているので、すべての星が地球から同 じ距離にあると近似できるのです。星団が遠いほど、星団の星がすべて同じ距離にあると仮定し ても安全になります。 星団のすべての星が同じ距離にあると仮定すると、それぞれの星の見かけの等級がその光度 と対応していると仮定することができます。言い換えると、絶対等級の代わりに見かけ の等級を使ってH-R図を作ることができるのです。星団のH-R図を作る場合は、星団まで の実際の距離を知る必要はありません。したがって、視差では距離を求めることがで きないような遠い星団についてもH-R図を作ることができます。星団はH-R図を作るた めの強力な道具になるのです。 |
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