ヒッパルコス衛星のデータ
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動作で見る視差
カメラがどちら側にあるかによって親指が銀河の写真に対してどのよう
に動くのかに注目してください。
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ヒッパルコス衛星は星までの距離を視差と呼ばれる方法を使って求めます。
おそらくあなたは今までに、視差というものを経験したたことがあるでしょう。
片方の手をまっすぐ伸ばし、片目を閉じて親指を見てください。次に、閉じる目を変えてみて
ください。背景に対して、親指が「ジャンプ」したように見えることに気づくでしょう。
わずかに異なる角度から見たので、親指がジャンプしたように見えたのです。目の間の距離は
「基線」、親指がジャンプして見えた角度は「視差角」と呼ばれます。
基線の長さは分解できる最も小さい視差角を決定します。つまり、基線が長いほど小さな
角度を分解できるわけです。
星は極めて遠くにあるので、視差角を決定するためには非常に長い基線が必要にな
ります。実際には、地球の半径よりもずっと長い基線が必要になります。天文学者は
十分に長い基線を得るために地球の軌道全体を使っています。天文学者はある星をある
夜に観測したら、地球が太陽の周りを半周した6ヵ月後にもう一度観測するのです。こ
うすると、1億8600万マイル(約3億キロメートル)の基線を使って視差角を求
めることができるのです!
これだけ長い基線を使ってもなお、星の視差角は非常に小さいのです。最も近い恒星で
あるケンタウルス座α星(プロキシマ・ケンタウリ)の視差角は0.772秒角です。(
1度は60分角に分割され、1分角が60秒角に分割されます。したがって、1秒角は
1/3600度です!)大気によるぼやけがあるので、地上から測定できる視差角は
0.01秒角までになります。
ヒッパルコス衛星は地球をまわる軌道上で観測を行い、約120000個の星について0.001秒角
という高い精度で視差角を測定し、約250万個の星についてはそれより少し劣る精度で測定
を行いました。これにより数百光年までの星の正確な距離が得られました。
SDSSのデータと同じように、ヒッパルコスのデータもオンラインで利用できます。次
のページでは、H-R図を作るためにヒッパルコスのデータを利用します。視差角からいく
つかの星までの距離を計算し、得られた距離とそれぞれの星の可視の等級を使って、絶
対等級を計算します。
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